2013年11月4日月曜日
「古希の雑考」岸田秀
そうかぁ。10年前と日本の状況は変わっていない
ますます日本の「政治家」は蛇蝎のように嫌われ、尊敬もされない。だから人材も集まらない。
仕事をする人にとってはやっぱり、尊敬されること、感謝されることが大切だが、この国の国民は政治家を罵倒することが好きなのだ。尊敬もされない職業に就くのは、金儲けと権力が好きなレベルの低い人間になって当然である。
岸田秀はアメリカを「精神分析」した。
太平洋戦争末期、これでもかというほど日本人を虐殺したアメリカである。
東京大空襲10万以上、大阪大空襲6万、広島・長崎原爆、沖縄で20万以上を焼き殺した。それを念頭に、
「アメリカという国は敵を追い詰める習慣がある。その所以は建国の事情にまで遡る。かつてインディアンを虐殺してそのほとんどを滅ぼし、国家を建設した。そしてそのことを正当化した。この正当化がアメリカ国家の基盤である。この正当化が崩れればアメリカは滅亡する。本質的に危なっかしいこの正当化を是が非でも維持するためには、それが正しいことを繰り返し何度も証明しなければならない。アメリカが敵を追い詰め虐殺するこの行動パターンを、かつての日本、ベトナム、イラクに対して脅迫的に反復したのはそれなりの理由がある。
そして自分たちによって追い詰められた側のメンタリティーには全く無神経、無理解である。なぜなら、追い詰めた相手がいかに傷ついて苦しんでいるかを理解するなら、不可避的にかつてインディアンに対して行った行為に罪悪感を持たざるを得なくなり、アメリカ国家を支える正当化が崩れるからである。アメリカは相手の悲惨さに対する、人間が当然持つような感受性を抑圧することで成り立っている国なのである。
つまり、いやが上にも自分の正義を強調せざるを得ない国であり、相対的に見て敵にもいくらかは言い分があるのではないかという立場に決して立たない、いや立てないのには、自分たちが百パーセント正義で相手が野蛮な悪人であるということでインディアンの虐殺を正当化したという歴史的背景があるからであり、単なる気分的な身勝手さではない」
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